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矯正歯科選び

矯正治療成功のポイント

矯正治療は通常、2年ほどの期間を要し、患者さんにはその間、矯正装置をつけていただきます。治療期間が長い為、説明と選択が非常に大切になってきます。ある程度長期にわたる治療だけに、患者さんには矯正の必要性を本当に理解し、どのように治療し、治療後はどのように改善されるか十分納得していただく必要があります。

矯正治療期間と矯正治療費用

治療期間は通常2年ほどですが、個々の症状によって異なります。一般に骨格に問題がある場合は矯正が難しく、期間も長くかかりがちです。

例えば上顎と下顎のズレが原因で歯並びが悪くなっているような場合、骨から動かさなければならないので、それだけ長くかかります。一方、歯だけに問題がある場合は、期間もそれほど長引きません。とりわけお子さんの場合は、早期に検査・診断を受け、歯の成長過程に応じて治療を行えば、治療期間も比較的短くてすみます。

治療費用は一般的には通常の歯列矯正で総額60-100万円くらいですが、とくに決まった一定の料金があるわけではありません。それぞれの歯科医院によって料金が異なり、どのような検査・治療を行い、どういう装置を使うかでも異なってきます。一般的に治療にかかる費用としては初診・相談料、技術料(基本料)、装置料、チェック料などが挙げられます。実際の治療に入る前に、治療にかかる費用の総額や支払方法などについて、確認しておく必要性があります。

矯正治療中の日常生活の注意点

矯正治療を成功させるためには、すべて歯科医師任せではなく、患者さんご自身が、治療に対して前向きな姿勢で取り組まなければなりません。そのためには、いくつかの注意点が必要になります。

まず、矯正治療中、最も大切なのは毎日のセルフケアともいうべき食後の歯磨き習慣です。矯正装置をつけている部分には食べカスが付着しやすく、きちんと歯磨きをしないとそうした食べカスや歯垢がたまり、虫歯や歯周病の原因になりかねないからです。それらの治療のために、ワイヤーやブラケットをはずさなければならないとなると、それだけ矯正治療が遅れてしまいます。

治療中、とくに食事の制限はありませんが、矯正装置の変形するのを防ぐため、あまり硬いものや歯にくっつきやすいものは避けたほうよいでしょう。スポーツはたいていのものはOKですが、格闘技のような顔面を殴打する恐れがあるような激しいものには注意が必要です。

歯ならびの悪さによる健康障害

欧米では、歯ならびの悪さは病気のひとつとしてとらえてます。歯ならびの異常が体の不調につながることを十分理解しているからでしょう。日本では残念ながら、まだそのレベルには達していません。

唾液には口の中をきれいにする自浄作用があり、歯がきれいに並んでいれば、唾液がまんべんなく口の中を流れ、汚れを落としてくれます。ところが歯ならびが悪いと唾液の自然の流れが損なわれ、ムシ歯や歯周病にかかる可能性がいっそう高まります。歯ならびの悪さがもたらす健康への影響は口の中だけにとどまりません。歯のもっとも重要な役割は食べ物をかんで飲み込むことです。歯ならびが悪いと、どうしてもよく噛まずに飲み込んでしまうことになります。そうなると、当然、胃腸への負担は大きくなります。かむ回数が少なければ、唾液の分布も悪くなり、消化力が弱まり、その結果、胃腸障害を起こしやすくなるのです。胃腸障害からくるイライラや肩こりなども見逃せません。

健康管理はまず口元からです。歯ならびが気になる方は、矯正治療を受けることをおすすめします。

早期矯正治療のメリット

完全に生えそろった歯列を治していくより、乳歯から永久歯に生え替わる次期に適切な治療を行えば、大事に至らず、治療そのものもスムーズに進められることはいうまでもありません。この時期に矯正治療を始めるメリットは、何といってもアゴの骨を正しい成長へと導くと同時に、上下の歯列の幅をコントロールし、永久歯を望ましい位置に生えるよう誘導できるわけで、こうした矯正治療を咬合誘導といいます。

成人矯正治療について

子どものときに矯正治療を行うのと、大人になってからの治療との大きな違いは、歯を動かすさいにアゴの骨の発育を利用できるか否かという点です。

歯ならび悪い、噛み合せ悪いといっても、実際は歯だけの問題ではなく、アゴ自体に問題があるケースも多いのです。そうした場合、アゴの骨の発育途上にある子どもはアゴの骨の成長を誘導したり、あるいは抑制するなど、骨の発育を利用しながら骨格と歯ならびの両面から治療していくことが可能です。

一方、骨の成長が止まった成人では、歯を移動させていくしかないわけですから、子どもに比べると移動の幅に限界があり、歯の動き自体も遅くなります。アゴの骨の成長を利用できるうちなら、ほぼ100パーセント、非抜歯で矯正治療を行うことができますが、成人の場合、症状によってはまれに小臼歯を抜かなければならないこともあります。